ロシア・ウクライナ間の紛争の影響により、景気後退の先行きが不安視されている世界経済。他方、コロナ禍からの脱却が現実味を帯び、その影響によって棄損されてしまった取引基盤の代わりを探したり、高まる安全保障貿易の意識を反映して、既存の取引先を見直す必要が生じてきたりと、「どうやって海外の取引先を探せばいいか?」という問い合わせは、以前よりも増えてきています。
以前であれば、経営者や営業担当者が海外で実際にあったネットワークを駆使し、現地の企業を紹介してもらえたり、また海外での展示会などで交換した名刺が、中長期に温めていくべき潜在顧客基盤として営業に使えたりしましたが、約3年に及んだ「海外出張回避」により、そうしたルートも枯渇しているお客様が多いようです。
元来、BtoBのマーケティングにおいては、テレビCMから始まり、SNSを使ったデジタルマーケティングなど、BtoCで響く施策は効果が出にくいという指摘がありました。その一方で、「マーケティングデータ」を販売する企業は多く存在しており、今でもそうした企業から購入したデータベースを基に、コールドコールやDMを送って対面営業につなげていくというアプローチが多くとられています。ゆえに、いかにして高い成約につながる期待値が高いデータを購入するかに、成功するか否かが左右されるとも言え、リスト抽出の考え方についてこのブログで整理してみたいと思います。