海外取引のはじめかたと知っておくべきリスク管理

海外企業との取引前に知っておきたい実務とノウハウ

※PDFの提供は法人限定

顔の見えづらい相手だからこそ、しっかりとした情報武装を

新たに海外取引を検討している企業や、代理店経由でなく直接取引をはじめる企業がこれまでにないスピードで増えています。

ただし相手企業のことを充分に知らないまま取引開始してしまうと、思わぬ落とし穴にはまることも。日本の常識が通用しない、海外ならではの商習慣も依然として多く存在します。

そこで与信管理コンサルタントとして、数多くの講演実績を持つ当社代表、牧野和彦のノウハウを初心者の方でも分かりやすいように基礎からまとめました。

貴社の海外取引にお役立てください。

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<出典>

  • 海外取引の与信管理と債権回収の実務」(牧野和彦著、日本実業出版社刊)
  • 「海外取引の与信管理と債権回収」(牧野和彦著、税務経理協会刊)
  • 「eビジネスのリスクマネジメント」(牧野和彦著、エクスメディア刊)
  • ナレッジマネジメントジャパン株式会社 ウェブサイト(牧野和彦著)

目次

  • 12 12 月 2024
    Creditsafe
    海外取引の一般的なプロセスと営業から始まる流れについて解説しています。営業・マーケティング活動から始まり、資料請求や問い合わせを受け、取引先の情報収集や支払条件の決定、見積り提出が行われます。受注・契約締結後は商品出荷と請求が行われ、最終的に代金回収が行われます。海外取引の営業・マーケティング活動にはインターネットや展示会出展、営業訪問などが利用されます。
  • 05 4 月 2024
    Creditsafe
    海外取引を行う際に潜在するリスクについて詳しく解説しています。回収リスクにおいては、国内と異なる支払条件や距離の遠さによる課題があります。為替リスクでは、異なる通貨での取引による為替変動がビジネスに与える影響を考察しています。また、輸送リスクには物流プロセス中の損傷や遅延などが含まれ、契約条件や保険によるリスクヘッジの重要性も述べています。海外取引を拡大する企業や初めて取引を行う企業にとって、このブログはリスクマネジメントのための貴重な情報源となるでしょう。
  • 05 4 月 2024
    Creditsafe
    海外取引において重要な要素であるカントリーリスクに焦点を当てています。戦争や紛争のリスク、国家の債務不履行リスク、外貨管理上の制限など、様々な要素がカントリーリスクとして存在します。一般の事業会社にはリスク分析の専門家が不足しているため、日本貿易保険のカテゴリー評価が参考とされています。OECDカントリーリスク専門家会合による評価に基づき、国や地域がAからHまでのカテゴリーに分類されます。カテゴリーが高いほどリスクが増加し、引き受けが困難な場合もあります。例えば、ミャンマーはHカテゴリーであり、条件付きで引き受けることが可能ですが、L/C条件が必要です。海外展開をする民間企業は、政策的な要素も考慮しつつ、自身のリスク評価を厳しく行う必要があります
  • 05 4 月 2024
    Creditsafe
    【無料eブック進呈中】海外取引の代表的な支払条件は以下6種類があり、この並び順に債権回収のリスクが高くなる(前払いが最も低リスク)。 Advance Payment(前払い)、 Confirmed L/C(確認信用状)、 L/C(信用状)、D/P(支払渡し/支払時書類渡し)、D/A(引受渡し/引受時書類渡し)、Open Account(オープンアカウント)
  • 05 4 月 2024
    Creditsafe
    【無料eブック進呈中】Confirmed L/Cの開設(確認信用状)はバイヤーの信用力が重要。貿易取引において万全であると考えられていたL/Cにも、次のようないくつかの弱点が存在する。バイヤー、輸出者双方に生じるLC発行や現金化のコスト、煩雑な事務処理、L/C開設銀行の倒産。
  • 05 4 月 2024
    Creditsafe
    【無料eブック進呈中】Open Account(オープンアカウント) これは、欧米の企業間取引において最も一般的な支払方法で、無担保の与信取引を指す。実際の支払手段によって、Check (小切手)またはBank Remittance (銀行送金)で支払われるが、実務上は圧倒的にTelegraphic Transfer (電子送金)で行う。
  • 05 4 月 2024
    Creditsafe
    海外取引における貿易条件について解説しています。貿易条件は、当事者間で合意される貨物の出荷に関連する費用負担や危険負担の範囲を定めるものです。例えば、商品に損害が発生した場合、貿易条件によって責任の所在が変わります。海外取引でよく使われる主な貿易条件にはFOB、FAS、CIF、CFRなどがあります。FOBでは出荷費用を輸出者が負担し、販売の責任を負います。FASではバイヤーが運賃を負担し、輸出者が商品を出荷地まで運び、そこからバイヤーが責任を持って出荷します。CIFでは海上運賃や保険料を輸出者が負担し、価格に含めます。貿易条件によって、責任範囲や費用負担が異なるため、取引前に明確に取り決めることが重要です。
  • 05 4 月 2024
    Creditsafe
    手形に対する日本と海外の意識の違いやD/PとD/Aのリスクについて詳しく解説します。日本人の手形に対する悪いイメージと異なり、海外では手形取引は厳しい罰則がなく、支払いの保証も限られています。D/Pでは代金が支払われずに貨物が転売される可能性があり、D/Aでは商品がバイヤーの手に渡っても代金が受け取れないリスクがあります。適切なリスク管理や貿易保険の検討が必要です。
  • 05 4 月 2024
    Creditsafe
    契約書作成時のリスク管理と重要な条項について解説します。契約書作成においては、自社に有利なひな形を提示し、交渉力を高めることが重要です。また、国際法に詳しい弁護士に相談し、業種や取引形態に適合した契約書のひな形を作成することをお勧めします。誠実協議条項が通用しないことや、債権回収における支払条件や契約解除条項にも触れます。契約書の構成や重要な条項について理解を深め、リスクを最小限に抑えた契約を締結しましょう。
  • 05 4 月 2024
    Creditsafe
    貿易保険と輸出取引信用保険について詳しく解説します。輸出取引信用保険はあまり知られていない保険であり、海外取引に関与する企業にとって重要な債権保全策となります。貿易保険と輸出取引信用保険は、国際取引における非常危険や信用危険などのリスクをカバーする保険商品です。貿易保険のメリットは、取引先を選んで保険を付保できることやカントリーリスクの高い国の企業にも保険を提供できる点です。しかし、回収義務や手続きの煩雑さなどがデメリットとして挙げられます。
  • 05 4 月 2024
    Creditsafe
    輸出取引信用保険について詳しく解説します。輸出取引信用保険は、取引先の倒産や支払不能時に回収不能額の一定割合が保険金として支払われるものです。最大のメリットは、保険金の支払後の回収義務が保険会社にあることであり、報告義務もありません。
  • 05 4 月 2024
    Creditsafe
    国際ファクタリングを利用して海外取引の与信リスクを外部化できるメリットや、貿易保険や輸出取引信用保険に比べてカバー範囲が広く、手続きや費用も簡素化される利点について解説しています。輸出者が負担をかけずに海外バイヤーとのリスクヘッジができる方法として、国際ファクタリングが活用される事例も紹介されています。
  • 05 4 月 2024
    Creditsafe
    訴訟による回収の成功率が低い理由を解説しています。勝訴しても回収できない可能性や、時間的制約、個人からの回収の困難さについて言及。海外企業との取引時には、代表者の個人財産ではなく企業の信用リスクを重視する必要があることも強調しています。
  • 05 4 月 2024
    Creditsafe
    訴訟を起こす前に考慮すべき要素について解説します。訴訟提起から回収までの流れを把握し、最善と最悪のケースを想定し、費用、手間、時間を比較検討することが重要です。欧米では「パラリーガルアクション」という弁護士のサービスがあり、債権回収を支援します。弁護士が督促や和解交渉を行い、成功すれば回収金額に応じた報酬が支払われます。また、「予備調査」として法的手段による回収の可能性を事前に調査することもできます。予備調査では勝訴可能性や債務者の資産調査が行われ、訴訟に踏み切る前に破産申請や関連する要素も確認されます。破産法の適用により回収が難しくなる場合もあります。
  • 05 4 月 2024
    Creditsafe
    海外で訴訟を検討する前に、勝訴ではなく回収を目指す場合、Collection Attorney(回収専門の弁護士)の選択が重要です。成功報酬で回収を依頼できるため、無駄なコストを抑えられます。ただし、回収ではなく勝訴判決を目指す弁護士も存在し、依頼の目的に注意が必要です。報酬体系や弁護士の対応も検討しましょう。海外の弁護士には明示的な情報提供が少ない傾向がありますので、積極的に問い合わせて必要な情報を得ることが重要です。
  • 05 4 月 2024
    Creditsafe
    ADRとは、Alternative Dispute Resolutionのことで、裁判によらない紛争の解決策を指します。和解、仲裁、調停、斡旋などがあり、海外取引でよく使われるのが仲裁です。当事者双方に強制力があり、契約書に仲裁条項を定める必要があります。紛争解決の手段として裁判か仲裁を事前に選択し、既に紛争がある場合は仲裁合意が必要です。
  • 05 4 月 2024
    Creditsafe
    裁判と仲裁の比較に基づいて、両者の違いについて詳しく解説しています。仲裁のメリットとして、国際的な強制力がある点や仲裁人の選択権、英語での手続き可能性などが挙げられます。また、知的財産権に関わる紛争や特定分野の専門性が求められる場合には、仲裁が有利であることも述べています。
  • 05 4 月 2024
    Creditsafe
    コレクション・エージェンシーの回収手法について紹介します。電話を中心に行われる回収活動では、第三者としてのプレッシャーや督促が効果的です。訪問回収が少ない理由として、身体的な危険や効率性の問題が挙げられます。回収業務の成功には根気とフォローアップが欠かせず、女性の方が向いているという経験則も明らかになります。
  • 05 4 月 2024
    Creditsafe
    コレクション・エージェンシーはアウトソーシングによる回収業務を提供しています。売掛金の全体的な管理や、正常な債権の回収も含まれます。コレクション・エージェンシーは情報システムへの投資が必要であり、スキャナーやCTIなどのシステムが回収効率を向上させる役割を果たしています。遅延期間が3か月を超える債権に対しては、多くの企業がコレクション・エージェンシーに回収代行を依頼しています。友好的な回収手段であるAmicable Phaseが一般的であり、Legal Phaseへの移行は最後の手段として考えられています。一部のケースでは、回収代行後に取引先との関係が悪化することもありますが、提携弁護士の紹介や成功報酬による債権回収の意欲的な弁護士の存在が注目されています。
  • 05 4 月 2024
    Creditsafe
    米国の債権回収業界の変化と進化について解説しています。吸収合併の流れや顧客の多様化により、業界は大きな転換期にあります。また、高付加価値のサービスの需要が増えており、回収結果に関わらずの月額契約型債権管理やアウトソーシングが注目されています。法的手続や与信管理の重要性も強調され、総合化と専門化のトレンドが見られます。日本市場でも変革の兆候が現れており、効率的で柔軟な債権回収サービスの期待が高まっています。
  • 05 4 月 2024
    Creditsafe
    倒産がわかった場合に取るべき7つの行動について解説しています。倒産情報の把握方法や兆候の見逃し方、債権者としての迅速な対応策などについて詳しく紹介しています。また、海外企業の倒産に関する情報も取り上げています。倒産時に適切な行動を取るための貴重な情報が盛り込まれています。
  • 05 4 月 2024
    Creditsafe
    債務者が法的整理を申請した場合、債権者は債権登録を忘れてはいけません。裁判所からの破産通知には通常、債務額が記載されていますが、差異があれば債権登録が必要です。債権登録に関する書類を裁判所に提出し、情報の漏れや誤りがないよう確認しましょう。海外の債権者は情報が届かない場合もあるため、連絡を取り債権登録を依頼することも重要です。債権登録が済んだら、破産手続や再建手続の動向をモニタリングし、必要な対応を取ることが大切です。
  • 05 4 月 2024
    Creditsafe
    取引先の信用調査と海外与信管理について詳しく解説します。新規取引先だけでなく既存取引先にも信用調査を行う重要性や方法、情報の入手における海外取引先との課題について触れます。また、外部情報と内部情報の活用方法や、業界全体の動向を把握する重要性についてもご紹介します。さらに、信頼できる調査会社の活用や、自社の海外売上に応じた対応策とコストについても考察します。海外取引先との信用調査に関心のある方に役立つ情報を提供します。
  • 05 4 月 2024
    Creditsafe
    与信取引申請書(Credit Application)の作成について詳しく解説しています。新規に取引を開始する際には、取引先から提出してもらうこの申請書が必要となります。ブログでは、与信取引申請書の目的やポイント、記入上の留意点などについて紹介しています。
  • 05 4 月 2024
    Creditsafe
    信用調査会社を利用すべき5つの目的について解説します。客観的な評価の入手や調査時間・費用の節約、独自調査情報の把握、匿名調査活動の実行、そしてリスクマネジメントの観点から、信用調査会社の重要性を紹介します。信用調査会社の提供する評価指標と自社の評価指標の比較や、企業データベースからの信用調査データ入手による効率化、独自の調査結果や周辺情報の収集活用など、信用調査会社の活用方法についても触れます。信用度を保ちながら与信管理を行うために、信用調査会社との付き合い方を学びましょう。
  • 05 4 月 2024
    Creditsafe
    信用調査会社が提供する情報の性質を見極めて与信判断を行う重要性について解説しています。公開情報、客観情報、分析情報、主観情報の4つの情報種別について詳細を説明し、それぞれの情報が与信判断にどのように役立つかを説明しています。信用調査会社の報告書には情報の区別が明記されていない場合もあるため、与信判断を行う際には情報の性質を見極める必要があります。
  • 05 4 月 2024
    Creditsafe
    トレード・レファレンス(取引照会・企業照会)の仕組みとその重要性について解説しています。サプライヤー同士のネットワークを通じて行われるこのシステムでは、取引先の支払い履歴や信用情報を他のサプライヤーから照会し、取引先の信用性を確認することができます。欧米では一般的な商習慣ですが、日本では情報開示が少ないため異なる文化とされています。Trade Referenceで入手できる情報は多岐にわたり、取引金額や支払条件など機密性の高い情報が含まれますが、各企業の方針によって情報の開示は異なることもあります。
  • 18 3 月 2024
    Creditsafe
    海外取引における国際物流の流れとは、海上輸送を中心に展開されます。コンテナ扱い貨物と混載貨物の2つが存在し、コストと利便性から混載貨物が一般的です。このブログでは海上輸送の流れのうち、特に混載貨物に焦点を当てて解説します。
  • 18 3 月 2024
    Creditsafe
    海外取引における航空輸送の流れを紹介します。貨物の集荷と積み下ろし、検量及びラベリング、輸出申告及び輸出許可、ULD組み付け及び航空会社へ搬入、そしてフライトまでのプロセスを詳しく解説します。船に比べてスピードは速いですが、コストも高くなります。海上輸送との違いを考慮し、航空輸送の利点や日数の違いについても触れます。航空輸送の効率性とコストのトレードオフについて理解するための情報を提供します。
  • 18 3 月 2024
    Creditsafe
    海外取引における輸入の流れを紹介します。海上輸送では、本船到着後のコンテナ積み下ろしと移動、輸入申告と許可、そして配達のプロセスがあります。また、航空輸送では、到着後の搬入と積み下ろし、輸入申告と許可、そして積み込みと配達が行われます。輸入には独特のプロセスが存在し、税関検査などにより日数や時間がかかることもあります。コンテナ扱い貨物や航空輸送の利点についても触れながら、輸入フローの理解を深めましょう。
  • 13 3 月 2024
    Creditsafe
    輸出を試みる際、製品や技術が外為法によって規制されている場合、経済産業大臣の許可が必要になるか、輸出そのものが制限される可能性があります。この記事では外為法による主な規制であるリスト規制と大量破壊兵器キャッチオール規制、通常兵器補完的輸出規制について説明されています。また、新たなルールとして「輸出者等遵守基準」が導入されたことや、関税法で禁止されている物品にも言及しています。違反行為には罰則が規定されているため、正確な知識と注意が必要とされています。
  • 13 3 月 2024
    Creditsafe
    債権回収のトラブルを法的手段に頼らずに解決し、安価かつ迅速な回収を行う方法として、コレクション・エージェンシーの活用を紹介しています。また、コレクション・エージェンシーの呼称やその普及状況、業界の細分化についても触れています。個人や法人向けの回収業務に特化したコレクション・エージェンシーが存在し、債務者の種類や債権の種類に応じた対応を行っています。

海外取引のはじめかたと知っておくべきリスク管理

海外取引をはじめるための「海外取引リスク管理書」

\PDFにまとめました/

顔の見えづらい相手こそ、しっかりとした情報武装を

リスク管理の観点から、はじめての海外取引のポイントを初心者の方でも分かりやすいように基礎からまとめました。

 

目次(一部抜粋)

  • 海外取引の代表的な支払条件~Advance PaymentとL/C~
  • 契約時にできるリスク管理(契約書のサンプルあり)
  • 海外取引に利用できる二つの保険とは~貿易保険~
  • 海外では一般的。コレクション・エージェンシーとは
  • 機密性の高い情報が手に入るトレード・レファレンス

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