船に比べ飛行機の場合はスピードは速いがコストも高い
前回は、海上輸送での輸出について取り上げた。
今回は、航空輸送での輸出について見ていこう。
(1)貨物の集荷と積み下ろし
荷主の依頼に基づき、フォワーダーが貨物の集荷をして、自社の倉庫に積み下ろしをする。
(2)検量及びラベリング
貨物の検量、検尺を行い、Air Way Bill(航空貨物運送状)を貼付する。
(3)輸出申告及び輸出許可
輸出申告については、フォワーダーが代行してくれる。問題がなければ、輸出許可が下りる。税関検査となると余計に日数がかかる。
(4)ULD組み付け及び航空会社へ搬入
航空機に載せるため、貨物は、ULD(Unit Loading Device)に組み付けられる。その後、貨物は航空会社へ搬入される。
(5)フライト
事前にスペースを確保した航空機に載せられて輸送されます。
海上輸送との違いは、何といってもスピードである。海上輸送の場合、コンテナでも5日程度、混載貨物だと6日程度かかる。
航空輸送の場合、集荷からフライトまで2-3日で終わってしまう。もちろん、その分、コストは高くなる。
※出典: ナレッジマネジメントジャパン株式会社 ウェブサイト(牧野和彦著)