海外訴訟は弁護士で決まる
当然のことだが、海外訴訟を起こす場合にカギとなるのは弁護士である。
一般的には、おしなべて弁護士の質が高い日本と違い、海外ではあまり有能でない弁護士もいる。
基本的に債権回収の訴訟は、勝訴の可能性が高いといわれている。
債権があり、未払いであることが証明できれば、比較的反論の余地が少ないと考えられるからだ。
それでも債務者側に有能な弁護士がつけば、敗訴することもある。
こうした点では、コミュニケーションが大切である。
コミュニケーションを行う上では英語力も大切だが、より重要なのが、わからないことや疑問点をそのままにしておかないことだ。
文化や考え方の違いによる点が大きいと思うが、依頼者に不利な点や敗訴の可能性に関することでも、聞かれなければ答えないという姿勢の弁護士が海外にはいる。
また委任に際しては、Power of Attorney(委任状)に署名するのが一般的で、その中で委任の範囲を明記することも大切だ。
白紙の委任状ではリスクが高すぎる。
こうした点では、自社の顧問弁護士を通じて提携先の海外の弁護士を紹介してもらったり、国際的に展開している大手弁護士法人を活用したりする方が得策である。
★この内容をより詳しく知りたい方はこちらから⇒「 訴訟に踏み切る前に検討すべきこと~海外弁護士の選び方~」
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