Solvency Ratio(支払分析)
安全性の分析を英語では、Solvency Ratioという。
支払分析といってもいい。
代表的なものは下記のとおりである。
与信管理では最も重視される分析である。
- Current Ratio(流動比率)
- Quick Ratio(当座比率)
- Debt to Equity Ratio(負債比率)
- Fixed Assets to Net Worth(固定比率)
安全性の分析を英語では、Solvency Ratioという。
支払分析といってもいい。
代表的なものは下記のとおりである。
与信管理では最も重視される分析である。
流動比率は安全性を図る代表的な指標である。
流動負債に対する流動資産の割合を見る指標で、1年以内に支払期限の到来する負債に対して、1年以内に現金化できる資産がどの程度あるのかを分析している。
日本では、%で表現されるが、海外ではTimes(回転率)である場合が多い。
どちらにせよ数字が高いほうがよく、一般的な目安は200%以上、あるいは2回転以上である。
この比率が70~80%、あるいは0.7~0.8を下回るようだと、流動性が低くなり、資金繰りが厳しくなると言われている。
Current Assets / Current Liabilities = Current Ratio (Times)
流動比率(計算式)
当座比率は、流動比率よりも厳しく短期の支払能力を分析する指標である。
英語ではAcid Testとも呼ばれ、流動性を計る指標として良く使用されている。
当座資産と流動資産の大きな違いは、棚卸資産の有無である。
流動比率が良くても、当座比率の悪い企業は、不良在庫を抱えている可能性があるので注意する。
数字が高いほうがよく、一般的な目安は100%以上、あるいは1回転以上である。
この比率が50%、あるいは0.5を下回るようだと流動性が低くなり、資金繰りが厳しくなるといわれている。
Liquid Assets / Current Liabilities = Quick Ratio (Times)
当座比率(計算式)
業界の第一人者であり、弊社代表でもある牧野和彦が海外与信管理について、わかりやすく解説しています。
「すでに海外取引を行っているが、与信管理が正しくできているかわからない」
「これから海外取引をはじめるにあたり、参考となるものが欲しい」
このようなお悩みをお持ちの方へ、オススメします。
目次(一部抜粋)
#19 海外取引で覚えておきたい安全性の分析(1)
#25 海外取引における危険な兆候
#27 海外取引における電話での催促~具体的な約束を言わせるコツ~
#33 裁判外紛争処理の一種、仲裁(Arbitration)とは
#34 海外与信管理における訴訟の留意点
#35 外国人弁護士起用の留意点
#36 海外の取引先が倒産したら